宇都宮クリテリウム・ロードレース E3 大徳

8月8、9日とJBCF宇都宮大会を記します。

~宇都宮クリテリウム~

クリテリウム出走は今まで2回程、ホビー大会で出場した事はありましたがそれも4、5年も前の話。

今回は経験積みとポイント稼ぎとして出走する事としました。

コースは約2kmの周回。工業団地内を閉鎖しての特別コースで90度コーナー2個、180度コーナー3個というレイアウトでした。

試走してコースの各所をチェック。90度コーナーは広くほとんど減速せずに曲がれる。走行ラインだけ守れば問題無さそう。

180度コーナーはしっかり減速するので落車の危険、脱出時の猛ダッシュが想像出来ました。

E3、2組目は当日最後のレース。15時半になりいよいよスタートです。

待機時は前方に位置取り、コースインしてローリング中も前方、だいたい5列目付近をキープします。

コースも半周が過ぎた所でローリングスタートが切られ一気に負荷が上がります。

しかし直ぐに180度のコーナーに入る。集団はあまり広がらず密集した状態でコーナーへ。各選手声がけやライン取りを上手くこなし最初のコーナーは問題なく通過。

自分は少しだけ後方へ下がり40番手付近を位置取りします。

周りに目を向け落車巻き込まれに気を付けつつポジションをキープ

5周目になりスプリントポイント狙いか先頭を飛び出している選手に気付く。今回は勝ち負けに拘らないが見せ場は作りたいと思っていたのでここで一気にジャンプアップ、ブリッジしていきます。

しかしここで誤算。集団を抜け出すのは楽に出来ましたが飛び出した選手が予想以上に差を付けていたこと、なかなかペースが落ちなかったこともありここでかなり脚を使ってしまいます。

5週目は2位通過。6週目に先頭選手に追い付くが程なくして集団吸収されます。

この後の展開は特になし。集団内で回復させていきますがこれ以上上げる事も出来ず。前で中切れが起きてからは追うことも出来ずでほぼ順位キープでゴール。

落車で脱落した選手、力尽きた選手を抜き、最後の最後で抜かれないように気持ち程度のラストスパートをして34位フィニッシュでした。

~反省~
近日のトレーニングでは平坦や緩斜面での高速巡航を多く取り入れていてエアロフォームやその上でのパワーの出し方、スプリントの安定感を自分の物にしつつあったのですが、クリテリウムのように何度もスプリントをするインターバル力、その回数(俗に言うマッチの本数)が全然足りていなかった事。
そして見せ場作りだと展開を作るタイミングが早過ぎた事があります。

~宇都宮ロードレース~

連戦という経験が無かったのでクリテリウムの疲労が残っていないか不安の残る2日目。
朝起床した時は疲労を感じませんでしたが、現地へ行き試走をした時、軽くL6程度のパワーを出した時に特に大腿四頭筋のダメージが少し残っている事に気付く。
ここで今回はなるべく温存しようと決めます。

レース直前に軽くアクシデント。検車の時に指摘があった為時間が掛かり待機列が最後方へ。

思わぬ出来事でしたが、ローリング開始から本スタートまで様子を見ながら前へポジションを移していく作戦に。

いざスタートが切られローリング開始。

最初のカントリークラブ坂から本スタート前なのに一気に負荷が上がります。

先導バイクも後の下りを考えてペースを上げてるはずなので、そこでピッタリ付いていかなくても、、、と正直思います(汗)

集団が密集したまま走り、平坦の安全な所で先頭が見える位置までジャンプアップ。
丁度半周を過ぎたところで本スタートが切られます。

試走の時に要所要所で危険なポイントはチェック済み。
下り終わり鋭角右コーナーからの登り返し、カントリークラブ下り後の左コーナーを特に注意し、周りの選手に気を配りつつ走行ラインをしっかり守って無難にやり過ごします。

2周目まではポジションキープ。集団内で温存します。

3週目、最初のカントリークラブ坂手前で少しポジション落とすもこの登りでしっかり上げていく。
登り中にかなりシンドそうなチームメイトの塚谷君を見つける。

「そこまで頑張れ!直ぐに下りで休もう!」と激励を飛ばして自分はそのまま前へ進んでいきます。

裏の平坦区間で集団に追い付き、そのままのペースで先頭へジャンプアップ。
上手い具合に先頭へ出ます。

しかしここでアクシデント。
駐車場コーナーの直前で段差に跳ねた瞬間にハンドルから手が滑り落ちる。

先頭に出た事で気が緩んでブラケット持ちにしていた時でした、、、。

なんとか落車を回避しそのまま先頭をキープしましたが、後ろの選手を驚かしてしまった申し訳なさと、もし落車していたら巻き込んでしまうしとんでも無かったという恐怖と、素人のようなミスをした恥ずかしさで一瞬気が動転。

このコーナーを抜けて程なくして先頭交代してもらいます。

すぐ後ろの選手は知り合いだったので「危なかったっすー////」と照れ隠し。

3周目完了時にはまた元のポジションに落ち着きます。

ファイナルラップ、最初のカントリークラブ坂で少し遅れてしまうも、下りから平坦に掛けて集団復帰。

駐車場コーナーを抜けて最初の坂、ここでなるべくキープしたかったのですが、直前の集団復帰に思った以上に脚を使ってしまったようで置いて行かれてしまいます。

最後の鋭角コーナーからの登り返し。前の選手が単独落車をするものの冷静に回避。

後ろの差も十分でこのまま惰性でゴールと思いましたが、前方約50mに1人溢れた選手がいるのを見つけ、淡々と徐々に追い上げていき1つでも順位を上げておこうとしてゴール直前でパス。

結果的に1位から20秒落ちの15位でフィニッシュでした。

~反省~
ゴール後に気付いたのですが、ボトル使い切りのつもりが半分も残っていました。そしてゴール後に軽い頭痛がします。
この日は非常に暑く、一部選手が熱中症の症状が見られた事もあり、自分も暑さにやられたのだと気付きます。
コース攻略、他選手の動きに気を取られ補給が上手く出来なかったことが最後のペースアップについていけなかった原因の1つかなと。
また、普段の練習コースから5~10分の走力にはそこそこ自信があったのですが、今回のコースのように1~2分の走力がまだまだだと痛感しました。

とはいえ、2日間を通して落車もなく無事に終われた事にホッとしています。

今回の宇都宮、今回から初戦でまだ実走慣れ不足の選手がいるかもしれない懸念や路面ドライによるハイスピードによる危険性も心配があり、実際両日とも自分の前方での落車が何度もありましたが、ノントラブルで本当に良かったと思っています。

~課題~
前回の群馬、今回の宇都宮で自分の弱点がハッキリとわかりました。前回の群馬が終わった時は自分の強みを引き出していこうとも思っていましたが、やはり他の選手、展開があるなかでそれをやるのは非常に難しい。なら、とりあえず弱い所を鍛えていこうと思います。

1~2分の強さと、それが出来る回数を増やす事。
どれだけ辛くなったとしても集団に留まるようにするフィジカルとメンタル。

まずはこの2つを意識していきます。

また2日間とも感じたのは、コーナーでスピードが一気に落ちた後のダッシュ。コーナーへの減速やライン取りに関しては上手く出来ていましたが、コーナー侵入から立ち上がりまでのどのタイミングでどれだけギアを下げるのかが全く安定しておらず、時によってはギアがあまり下がっておらず重いギアでヨイショヨイショと加速して脚を使う場面もありました。
ここのテクニック向上も要課題だと思います。

~自身評価~
今回は両日ともレースの展開作りとまでは言えませんが前へ飛び出し見せ場作りが出来たのは良かったと思います。

JBCF、次戦は10月の群馬交流戦を考えています。
2ヶ月程たっぷりと時間があるので、それまでにちょいちょいホビーレースには参加予定ですが、しっかりと鍛えていき、今度こそ着に絡めるようにしていきたいと思います。