栂池ヒルクライムでした。
ヒルクライムレースはあまり得意ではなく、平地好き故にエントリーをしてこなかったレースですが、苦手克服も今年の課題だったのでエントリー。
土曜日の朝に田坂さんと地元のコンビニで待ち合わせてレンタカーで出発。
お昼ご飯は美麻の道の駅にて。
14時頃に栂池体育館到着して、今回のゲストライダーでチームのテクニカルアドバイザーでもある金子選手に挨拶して試走。
以前栂池走ったことのある田坂さんから、スタートしてからの10%前後の登りが一番の山場であることをアドバイス頂いていたのですがこれがまぁ確かにきつい。
自分の力では15分程度かかる登りで所謂L5域(パワメ持っていないので便宜上。心拍的には172bpm以上)に入ったら残りの10数kmが持たないと思い、翌日の本番も15分は我慢して、全編160bpm後半以上には入れないでアベレージでペースを守って走ることを心に決める。
麓のリフト辺りで全コース試走をする予定の田坂さんと別れて先に車に戻ってお昼寝。
下山は今年はリフトが使えないので、自力下山。
前に下りで落車して以来、苦手意識が芽生えていたので少し心配。
宿は体育館に近い、シーハイルロッジさんにて。
夕方、ロッジから香る夕飯の匂いが、昔参加していた冬のスキー合宿を思い出させてエモい気持ちになりました。
(夕飯はコンビニで買い出しのついでに近くの焼肉屋さんで食べちゃったのですが)
殺し屋イチの映画をスマフォで観て寝る。悪夢を見た。
嬉しいお気遣い。
夜が明けて支度をして検車を済ませてスタート位置へ。
昨日恐る恐る下っていたスタート地点ですが、一度下って慣れたのか、全然怖くない。
これなら下山も大丈夫でしょう、とポジティブ変換。
なんやかんや時間は過ぎてE3のスタート。
やはりスタート直後の登りはきつい。
強い人達はあっという間に駆けていくけども
今回はアップなしで臨んだので身体への負荷と心拍数がマッチせず苦しい。
自分の場合、アップなしで走った場合は大体30~40分頃に楽になるので、楽になるのは大体麓のリフトを通り過ぎて、少し上ってからかな、と冷静に判断。
旅館街の平坦な区間では沿道で応援してくださる方々がいてくれて、ついつい踏んでしまうけど、上げすぎないように我慢。なるべくお礼を言いながら走る。
50mくらいのガタガタな路面を抜けてからが本格的な山道に。
この間にもばんばんFの選手や一般の選手の方々に抜かされているのですが、気にせずペースを守って淡々と登る。
途中で自分の倍くらいのスピードで抜かしていく金子選手。やっぱり速い・・・。
持久力というよりは回復力を活かして走る傾向の自分にとっては下りや平坦の区間がなくて休めずひたすらに出力をし続けなければならないヒルクライムは本当にきつい。
思えば仕事もアベレージで淡々とやるよりも、一日の中でオン/オフはっきりさせて仕事するほうが向いている。脚質は普段の仕事にも関係している。
そんなこんなで足切り区間を無事に抜け、絶景が目に飛び込んできます。
息絶え絶えで距離表示を見ると残り500m頑張れ自分、と自分に声をかけながら走り、ゴール。
待っていてくれた金子選手と田坂選手と一緒に下山。
自分の前が金子選手だったので下りも安心感が半端ない。
時折聞こえる鼻歌はPerfumeでした。
近くの温泉へ。
レース後の着替えのシャツを忘れたわたくし、タンクトップ一枚。
お昼は往路気になっていたおやき村へ。
本当に道合っているのか?という疑問が湧くたびに現れる、車からは絶妙に読みづらいフォントの看板、そして激坂。
到着。
中に入ると…
金髪のタンクトップ姉さん(僕はタンクトップおじさん)
廊下を抜けた先には……
巨大な囲炉裏!!
OYAKI!!!
生地が抜群に美味しい。
おやきが好きなんだな。
一個200円の安さ、そしてお味噌汁はサービス。
いや、思っていた以上に素晴らしいスポット。
帰り道は田坂さんセレクトのBGM。
90’ポップセレクションと00’ポップセレクション、00年代の方がバンドものが多いことを実感。
それにしても椎名林檎のギブス、サビ前~サビの”だって冷めてしまっちゃえば
其れすら嘘になるじゃない Don’t u θink? i 罠 b wiθ U~”の
“アイワーナビー”
の
ァィワァァーナ!!のところの爆発力は今聴いても神がかっている。
良い曲はいつの時代聴いても色褪せない。
あとサビ前の西川進さんのギターフィードバック音が本当に最高。
そういえば西川進さんのホームページの歪み系エフェクター踏み比べ的な動画を高校のパソコンの授業でずっと聴いてましたわ。
佐久平のPAで野菜買ってさいたまへ。
近所のガストでご飯食べて解散。
【良かった点】
・周りに流されず淡々と冷静に自分のペースで走れたこと
・プチトラウマだったダウンヒルも問題なく出来たこと
・改めて平均4~5%の登りが自分にとっての分水嶺であること
【反省点】
・勾配に応じた最適なギア比の見極めが下手だった
・ヒルクライム的な登りダンシングがまだまだ改善の余地あり
ともあれ怪我なく完走が出来て何よりでした。
車の手配と運転、宿の手配をしてくださり、2日間お付き合い頂いた田坂さん、レーザービームな金子選手、ありがとうございました!