経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップE3(大徳)

10月11日

群馬CSCにて行われた経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップについてレポートします。

先に結果から書くと足切りDNFでした。

言い訳がましくなってしまいますが、何故そうなったのか自己分析していきます。

まず、エントリーした時は今年最後のJBCFレースという事でやる気もあり、しっかり標準合わせてトレーニングしていくつもりでした。

今まで2回レースに参加した事で勝負所や自分の強みを出せるタイミングもシミュレーション出来ていたつもりです。

しかしコロナ禍から回復傾向にある本業の忙しさによる思うような走り込みが出来なかった事、そして1番は直前の台風襲来予報が決め手となりモチベーションガタ落ち。

前日になり台風やっぱり逸れるよという予報となり、気持ちの切り替えが思うように出来ませんでした。

そんな中途半端な気持ちの中、会場へ向かいます。

今回の目標は「無事故完走」としました。

前日までは雨が降っていた為試走をして路面をチェック。

しかしタイミングが遅れたのか、この後待機列最後尾に並ぶ事になってしまいました。

 

出走時間となりローリングスタート。

ほぼ最後尾をキープして半周過ぎから本スタートです。

レース前にその辺を軽く走ったくらいでアップ不足からか全然足が回りません。

1周目は最後尾のまま通過します。

その後から少しずつ足が回り始め、少しずつジャンプアップ。

3週目の中盤には少し先行していたチームメイトの築城君、本田君、宮澤君、松平さん4名に追い付きます。

その後は自分と築城君、そして他チームの7、8名のパックで走り続けます。

 

ホームストレートで逐一サポートの中村さんからトップとのタイム差を確認。

4周目くらいまでは見える位置にトップ集団がいましたが、その後は周回毎に数十秒ずつ離れていく。

集団内温存もあり体力的には多少余裕はあったものの、気持ち的に追い上げる事が出来ず。いつしかこの後集団内でトップゴールを狙うようにします。

集団の中で築城君も自分も引く場面も作りつつ、上手く温存しながら進んでいきます。

9周目、トップとの差を4分半程であると確認。

変わらないペースで進んでいきます。しかし10周目にてまさかの赤旗が振られ足切りDNFとなりました。

足切りラインは7分程という認識があったのですが、今回はYカテゴリーと混走だったせいか予想外の早い足切りでした(実際完走者は1/3程度でした)

自身を過信している訳ではないのですが足切りされた事で悔しさが込み上げてきました。

非常に残念な最終戦となってしまいました。

自分自身の体たらくはもちろんありましたが、コロナ禍や本業については言い訳に過ぎず、どんな状況でもしっかり結果を出せる選手は凄いと思うと共に、自分もそうならなくてはいけないと課題をもらえた気がします。

軽い気持ちで参加出来るホビーレースとは違い、本当の競技者として1歩踏み出した2020年。

走力、勝負力はもちろんの事、フィジカルとメンタルも管理も良い課題をもらえたシーズンとして今年を終えた気がします。

来年も同チームでしっかりと貢献していきたいと思います。来年もよろしくお願いします。

宇都宮クリテリウム・ロードレース E3 大徳

8月8、9日とJBCF宇都宮大会を記します。

~宇都宮クリテリウム~

クリテリウム出走は今まで2回程、ホビー大会で出場した事はありましたがそれも4、5年も前の話。

今回は経験積みとポイント稼ぎとして出走する事としました。

コースは約2kmの周回。工業団地内を閉鎖しての特別コースで90度コーナー2個、180度コーナー3個というレイアウトでした。

試走してコースの各所をチェック。90度コーナーは広くほとんど減速せずに曲がれる。走行ラインだけ守れば問題無さそう。

180度コーナーはしっかり減速するので落車の危険、脱出時の猛ダッシュが想像出来ました。

E3、2組目は当日最後のレース。15時半になりいよいよスタートです。

待機時は前方に位置取り、コースインしてローリング中も前方、だいたい5列目付近をキープします。

コースも半周が過ぎた所でローリングスタートが切られ一気に負荷が上がります。

しかし直ぐに180度のコーナーに入る。集団はあまり広がらず密集した状態でコーナーへ。各選手声がけやライン取りを上手くこなし最初のコーナーは問題なく通過。

自分は少しだけ後方へ下がり40番手付近を位置取りします。

周りに目を向け落車巻き込まれに気を付けつつポジションをキープ

5周目になりスプリントポイント狙いか先頭を飛び出している選手に気付く。今回は勝ち負けに拘らないが見せ場は作りたいと思っていたのでここで一気にジャンプアップ、ブリッジしていきます。

しかしここで誤算。集団を抜け出すのは楽に出来ましたが飛び出した選手が予想以上に差を付けていたこと、なかなかペースが落ちなかったこともありここでかなり脚を使ってしまいます。

5週目は2位通過。6週目に先頭選手に追い付くが程なくして集団吸収されます。

この後の展開は特になし。集団内で回復させていきますがこれ以上上げる事も出来ず。前で中切れが起きてからは追うことも出来ずでほぼ順位キープでゴール。

落車で脱落した選手、力尽きた選手を抜き、最後の最後で抜かれないように気持ち程度のラストスパートをして34位フィニッシュでした。

~反省~
近日のトレーニングでは平坦や緩斜面での高速巡航を多く取り入れていてエアロフォームやその上でのパワーの出し方、スプリントの安定感を自分の物にしつつあったのですが、クリテリウムのように何度もスプリントをするインターバル力、その回数(俗に言うマッチの本数)が全然足りていなかった事。
そして見せ場作りだと展開を作るタイミングが早過ぎた事があります。

~宇都宮ロードレース~

連戦という経験が無かったのでクリテリウムの疲労が残っていないか不安の残る2日目。
朝起床した時は疲労を感じませんでしたが、現地へ行き試走をした時、軽くL6程度のパワーを出した時に特に大腿四頭筋のダメージが少し残っている事に気付く。
ここで今回はなるべく温存しようと決めます。

レース直前に軽くアクシデント。検車の時に指摘があった為時間が掛かり待機列が最後方へ。

思わぬ出来事でしたが、ローリング開始から本スタートまで様子を見ながら前へポジションを移していく作戦に。

いざスタートが切られローリング開始。

最初のカントリークラブ坂から本スタート前なのに一気に負荷が上がります。

先導バイクも後の下りを考えてペースを上げてるはずなので、そこでピッタリ付いていかなくても、、、と正直思います(汗)

集団が密集したまま走り、平坦の安全な所で先頭が見える位置までジャンプアップ。
丁度半周を過ぎたところで本スタートが切られます。

試走の時に要所要所で危険なポイントはチェック済み。
下り終わり鋭角右コーナーからの登り返し、カントリークラブ下り後の左コーナーを特に注意し、周りの選手に気を配りつつ走行ラインをしっかり守って無難にやり過ごします。

2周目まではポジションキープ。集団内で温存します。

3週目、最初のカントリークラブ坂手前で少しポジション落とすもこの登りでしっかり上げていく。
登り中にかなりシンドそうなチームメイトの塚谷君を見つける。

「そこまで頑張れ!直ぐに下りで休もう!」と激励を飛ばして自分はそのまま前へ進んでいきます。

裏の平坦区間で集団に追い付き、そのままのペースで先頭へジャンプアップ。
上手い具合に先頭へ出ます。

しかしここでアクシデント。
駐車場コーナーの直前で段差に跳ねた瞬間にハンドルから手が滑り落ちる。

先頭に出た事で気が緩んでブラケット持ちにしていた時でした、、、。

なんとか落車を回避しそのまま先頭をキープしましたが、後ろの選手を驚かしてしまった申し訳なさと、もし落車していたら巻き込んでしまうしとんでも無かったという恐怖と、素人のようなミスをした恥ずかしさで一瞬気が動転。

このコーナーを抜けて程なくして先頭交代してもらいます。

すぐ後ろの選手は知り合いだったので「危なかったっすー////」と照れ隠し。

3周目完了時にはまた元のポジションに落ち着きます。

ファイナルラップ、最初のカントリークラブ坂で少し遅れてしまうも、下りから平坦に掛けて集団復帰。

駐車場コーナーを抜けて最初の坂、ここでなるべくキープしたかったのですが、直前の集団復帰に思った以上に脚を使ってしまったようで置いて行かれてしまいます。

最後の鋭角コーナーからの登り返し。前の選手が単独落車をするものの冷静に回避。

後ろの差も十分でこのまま惰性でゴールと思いましたが、前方約50mに1人溢れた選手がいるのを見つけ、淡々と徐々に追い上げていき1つでも順位を上げておこうとしてゴール直前でパス。

結果的に1位から20秒落ちの15位でフィニッシュでした。

~反省~
ゴール後に気付いたのですが、ボトル使い切りのつもりが半分も残っていました。そしてゴール後に軽い頭痛がします。
この日は非常に暑く、一部選手が熱中症の症状が見られた事もあり、自分も暑さにやられたのだと気付きます。
コース攻略、他選手の動きに気を取られ補給が上手く出来なかったことが最後のペースアップについていけなかった原因の1つかなと。
また、普段の練習コースから5~10分の走力にはそこそこ自信があったのですが、今回のコースのように1~2分の走力がまだまだだと痛感しました。

とはいえ、2日間を通して落車もなく無事に終われた事にホッとしています。

今回の宇都宮、今回から初戦でまだ実走慣れ不足の選手がいるかもしれない懸念や路面ドライによるハイスピードによる危険性も心配があり、実際両日とも自分の前方での落車が何度もありましたが、ノントラブルで本当に良かったと思っています。

~課題~
前回の群馬、今回の宇都宮で自分の弱点がハッキリとわかりました。前回の群馬が終わった時は自分の強みを引き出していこうとも思っていましたが、やはり他の選手、展開があるなかでそれをやるのは非常に難しい。なら、とりあえず弱い所を鍛えていこうと思います。

1~2分の強さと、それが出来る回数を増やす事。
どれだけ辛くなったとしても集団に留まるようにするフィジカルとメンタル。

まずはこの2つを意識していきます。

また2日間とも感じたのは、コーナーでスピードが一気に落ちた後のダッシュ。コーナーへの減速やライン取りに関しては上手く出来ていましたが、コーナー侵入から立ち上がりまでのどのタイミングでどれだけギアを下げるのかが全く安定しておらず、時によってはギアがあまり下がっておらず重いギアでヨイショヨイショと加速して脚を使う場面もありました。
ここのテクニック向上も要課題だと思います。

~自身評価~
今回は両日ともレースの展開作りとまでは言えませんが前へ飛び出し見せ場作りが出来たのは良かったと思います。

JBCF、次戦は10月の群馬交流戦を考えています。
2ヶ月程たっぷりと時間があるので、それまでにちょいちょいホビーレースには参加予定ですが、しっかりと鍛えていき、今度こそ着に絡めるようにしていきたいと思います。